1954年マドリードに生まれる。世界屈指の古人類学者。
マドリード大学(ネアンデルタール人研究の一翼を担っている)古人類学教授、ロンドン大学客員教授。発掘副責任者を務めるスペイン・アタプエルカ山地の考古遺跡(世界遺産)におけるホモ・アンテセソールに関する発見と研究は人類進化の歴史を書き換え、1997年にはその功績にたいし「スペイン皇太子賞」(Premio Principe de Asturias)を授与された。2002年よりアメリカ科学アカデミー会員。
『ネイチャー』『サイエンス』『American Journal of Physical Anthropology』などに定期的に寄稿するほか、『Journal of Human Evolution』誌の編集にも携わる。本邦初訳となる本書(『ネアンデルタール人の首飾り』)に、I. マルディネスとの共著La Espesie Elegida (1998)およびAmalur: Del atomo a la mente (2002: いずれもEdiciones Temas de Hoy)をあわせた3作が、代表作として世界的に高い評価を得ている。