◇◇スラージ・ヴェニャーラムード/Suraj Venjaramoodu◇◇

 

1976年、ケーララ州の州都トリヴァンドラム近郊で軍人の家庭に生まれる。職業訓練校で機械工学を学ぶが、ケーララ人が特別に好む物まねの才能を開花させて芸人となる。スタンダップ・コメディーやテレビのショーで活躍するうちに、映画にも顔を出すようになる。持ち味は、ケーララ州南部トラヴァンコール地方のカーンニラムクラムという極小の地域の方言を操って笑わせること。2006年以降出演作が急増し、サリム・クマール(『アブ、アダムの息子』では共演している)と共に、マラヤーラム語映画界を代表するコメディアンとなる。『Action Hero Biju(アクション・ヒーロー・ビジュ)』(2016年、未)の短い出番では、妻に去られて打ちひしがれた男を演じ、コメディー以外の演技の才能も見せつけた。これ以降、お笑いではなく性格俳優としてキャスティングされることが増えたが、それは自らの意志ではなく、各作品の監督の意向であると述べている。非コメディー系の代表作は、『Thondimuthalum Driksakshiyum(盗難品と目撃者)』(2017年、未)『ジャパン・ロボット』(2019年)、『Vikrithi(悪ふざけ)』(2019年、未)など。

(『グレート・インディアン・キッチン』プレス参照)


▼ ジヨー・ベービ監督・脚本、ニミサ・サジャヤン、スラージ・ヴェニャーラムード、T・スレーシュ・バーブ、アジタ・V・M共演の『グレート・インディアン・キッチン』(21)。


グレート・インディアン・キッチン (2021)

 
 
 
 
 
 
 

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