1971年、アルゼンチン・サンフスト生まれ。初長編作品『Mundo Grua』(99)が、ヴェネチア国際映画祭で批評家賞を受賞し、2002年に製作会社Matanza Cineを設立。その会社では自身の監督作品や仲間の作品を製作している。 長編第2作目となる『El Bonaerese』(02)はカンヌ国際映画祭でプレミア上映され、2004年には『Familia Rodante』がヴェネチアで、2006年には『Nacido y Criado』がトロント国際映画祭で上映された。2008年に『檻の中』がカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、2010年には『ハゲ鷹と女医』を、2012年には『ホワイト・エレファント』をある視点部門に出品している。その他、パブロはヴェネチア国際映画祭やサン・セバスチャン国際映画祭、ロカルノ国際映画祭やその他の主要な映画祭に審査員としても参加している。2014年にはカンヌ国際映画祭のある視点部門の審査員長を務めた。2015年にはフランスの芸術文化勲章シュヴァリエを、南アメリカの監督としては初めて受賞した。最新作である本作『エル・クラン』(15)は、ヴェネチア国際映画祭で最優秀監督賞にあたる銀獅子賞を受賞した。ちなみに、ベニチオ・デル・トロやギャスパー・ノエらが参加したキューバを舞台にしたオムニバス『セブン・デイズ・イン・ハバナ』(12)では、エミール・クストリッツァ出演パートの監督も務めた。
(『エル・クラン』プレスより引用)
▼『エル・クラン』(15)は、2016年9月17日(土)より新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開。