◇◇ダニス・タノヴィッチ/Danis Tanovic ◇◇

1969年ボスニア・ヘルツェゴヴィナ生まれ。サラエボのフィルム・アカデミーで習作を数本撮った後、 92年のボスニア紛争勃発と同時にボスニア軍に参加。「ボスニア軍フィルム・アーカイヴ」を立ち上げ、戦地の最前線で300時間以上の映像を撮影。 その映像はルポルタージュやニュース映像として、世界中で放映された。
94年にベルギーに移住してINSASで再び映画を学ぶ。2001年にボスニア紛争を描いた『ノー・マンズ・ランド』で監督デビューを果たし、 アカデミー賞(R)外国語映画賞、ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞、カンヌ国際映画祭脚本賞などを数々の賞を受賞する。 05年にはエマニュエル・ベアール、キャロル・ブーケなどフランスを代表する俳優たちを起用し、クシシュトフ・キエスロフスキの 遺稿を映画化した『美しき運命の傷痕』を発表。その後、コリン・ファレル主演の「戦場カメラマン 真実の証明」(2009)、 「Circus Columbia」(2010)で、戦争とその結果について描いた。08年ボスニア・ヘルツェゴヴィナにて「私たちの党」という政党も立ち上げている。

(『鉄くず拾いの物語』プレスより引用)


▼Emraan Hashmi、Geetanjali Thapa、Maryam d'Abo共演の『White Lies(原題)』(14)は製作中。

『鉄くず拾いの物語』(13)は、2014年1月11日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー!タノヴィッチ監督が地元の新聞で読んだあるロマの家族の記事が企画の発端。当事者たちを起用し実話を描いたドキュドラマです。劇場用パンフレットに作品評を書いていますので、ぜひお読みください。


鉄くず拾いの物語 (2013)

 
 
 
 
 
 

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