1985年に劇団La Compagnie de l'Entracteを創立。91年には「ゼルダ、または仮面」でフランスのSACD(劇作家並びに劇作曲家協会)から最高の栄誉であるボーマルシェ賞を贈られる。数々の舞台脚本、演出を手がけた後、テレビ映画と劇場用映画の脚本を書き始める。2004年、初の劇場用長編作品『La premiere fois que j'aieu 20 ans(私が20歳であった最初の頃)』を脚本、監督。2008年、マルク・レヴィのベストセラー『Mes Amis, Mes Amours(「ぼくの友だち、あるいは、友だちのぼく」PHP研究所刊)』を脚色し、監督第2作を発表。ヴァンサン・ランドン、ヴィルジニー・ルドワイヨン、パスカル・エルベが出演している。第3作となる本作で東京国際映画祭グランプリと最優秀監督賞をダブル受賞。
(『もうひとりの息子』プレスより引用)
[メモ]
●監督デビュー作の『La premiere fois que j'aieu 20 ans(私が20歳であった最初の頃)』が、ユダヤ系でジャズが大好きな15歳の少女が男子ばかりの学校のジャズバンドで活動しようとする話で、二作目の『Mes Amis, Mes Amours』が、ロンドンのフランス人コミュニティを舞台にした物語。それに三作目の『もうひとりの息子』を加えると、レヴィ監督が、アイデンティティや異文化との境界に強い関心を持っていることがわかる。