1977年ハンガリー、ブダペスト生まれ。子供時代と青年時代をフランスの首都パリで過ごした。舞台演出家と教授であった両親は、共産主義政権下では反体制派だった。2つの国、2つの文化の間で育ったラースローは、まずはパリで教育を受け(パリ政治学院、ついでパリ第3大学で映画を学ぶ)、2003年に26歳のときにブダペストに戻ると、タル・ベーラの助監督になり、オムニバス作品『Visions of Europe』のタル・ベーラが担当したプロローグと『倫敦から来た男』に付いた。その後、3本の短編映画を監督し、『サウルの息子』で長編デビューを果たす。