1971年生まれ。サーファー、フィルムメーカー。マロイ兄弟の長男で、リーダー的存在。若い頃はワールドツアーを転戦するコンペティション・サーファーとして活躍するが、早い時期に疑問を抱き、コンペの世界から離脱。フィルムメーカーとして『ショッカー・ザン・ウォーター』、『シェルター』、『ブロークンダウン・メロディ』などサーフ・ドキュメンタリーの分野で優れた才能を発揮する。環境問題に対する意識が高く、パタゴニアの理念に共感しアンバサダーとして活動する。以前ハワイで暮らしていた時期もあるが、現在は故郷のカリフォルニアの牧場で昔のカウボーイに倣ったサスティナブルな暮らしを実践。クリスは本作の企画を約10年間あたためてきた。そして2005年にイヴォン・シュイナードとリック・リッジウェイとともにパタゴニアを旅したことで、本作のアイデアがクリスのなかで具現化する。シンプルな手法で本物のドキュメントにこだわった彼の信念が、本作には注ぎ込まれている。
(『180°SOUTH/ワンエイティ・サウス』プレスより引用)
▼『180°SOUTH/ワンエイティ・サウス』(09)