1965年5月25日ローマ生まれ。シチリアにルーツをもつ。 1991年にアメリカに渡る。ニューヨーク大学で映画演出を学び、1995年に学位を取得。短篇映画を何本か手掛けた後、1997年「Once We were Strangers」をニューヨークで撮り長篇映画監督デビューを飾る。この作品でサンダンス映画祭ドラマ・コンペティション部門に招待された初めてのイタリア人監督となる。その後、イタリアに戻り、シチリアのランペドゥーサ島で撮った彼にとっての初めてのイタリア作品『グラツィアの島』(F/02)でカンヌ国際映画祭批評家週間グランプリを獲得。2006年シャルロット・ゲンズブールを起用し、20世紀初頭のアメリカへの移民問題を描いた『新世界』(F)を監督。第63回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を獲得した。この作品はアメリカでマーティン・スコセッシによって公開され、第79回アカデミー賞外国語映画賞イタリア代表に選ばれた。本作では、第68回ヴェネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞、さらに第84回アカデミー賞外国語映画賞イタリア代表にも選ばれた。
(『海と大陸』プレスより引用)>