1969年、ニューヨーク州ニューヨーク市生まれ。ラッパーのアイス・キューブとクリス・タッカーが出演した『friday』(95)で監督デビュー。大好評を博したこのユニークなコメディは続編も作られ、合計1億2500万ドル以上を稼ぎ出した。監督第2作『SET IT OFF』(96)は、ジェイダ・ピンケット、クイーン・ラティファ、ヴィヴィカ・フォックスらの共演による犯罪サスペンスである。続いて5000万ドルという大規模な予算を得たサスペンス・アクション『交渉人』(98)を発表。サミュエル・L・ジャクソン、ケヴィン・スペイシー、デヴィッド・モースという実力派俳優が名を連ねたこの映画の成功により、確かな演出力を改めて実証した。その後もダイナミックな映像とストーリーテリングのセンスを発揮し、ヴィン・ディーゼル主演のハード・アクション『ブルドッグ』(03)、1969年の同名作品をマーク・ウォールバーグ、エドワード・ノートン、シャーリーズ・セロンという豪華キャストでリメイクした『ミニミニ大作戦』(03)を監督。ジョン・トラヴォルタ主演による1995年の犯罪コメディ『ゲット・ショーティ』の続編『Be Cool ビー・クール』(05)のメガホンも執った。ミュージック・クリップの分野でも特筆すべきキャリアを築いており、現在は自らのプロダクションであるニュークリウス・エンターテインメントを通じて数本の映画を製作している。
(『完全なる報復』プレスより引用)>