1974年8月3日、オーストラリア・南オーストラリア州ゴーラー生まれ。90年代にオーストラリア国立演劇学院(NIDA)で学んだあと舞台デザイナーとしても活躍。ヴィクトリアン・カレッジ・オブ・ジ・アーツの卒業制作として手掛けた短編映画"Blue Tongue"(05)が、カンヌ国際映画祭国際批評家週間に選出され、メルボルン国際映画祭で最優秀短編賞を受賞。11年には初の長編作品で、実際にオーストラリアで起きた猟奇殺人事件を題材にした『スノータウン』を監督。カンヌ国際映画祭批評家週間に再び選出され、大統領特別功労賞と批評家週間賞を受賞。トロント国際映画祭など15以上の国際映画祭で上映され、世界的な注目を浴びる。オーストラリア・アカデミー賞でも最優秀監督賞を受賞した。15年、シェイクスピア原作『マクベス』を映画化し、カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出。16年にはハリウッドに進出、世界的大ヒットゲームを題材にした『アサシン クリード』を監督。『ニトラム/NITRAM』後は、AppleTVとパラマウント製作のミニドラマシリーズ「シャンタラム」のプロデューサーと監督(1話目)を務めている。次回作として、ベネディクト・カンバーバッチ、ローラ・ダーンらが出演する「Morning」、マーゴット・ロビーを主演に迎えた復讐劇「RUIN」が発表されている。
(『ニトラム/NITRAM』プレス参照)
▼ ジャスティン・カーゼル監督、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、ジュディ・デイヴィス、アンソニー・ラパリア、エッシー・デイヴィス、ショーン・キーナン共演の『ニトラム/NITRAM』(21)。