◇◇セミフ・カプランオール/Semih Kaplanoglu◇◇

 

1963年、トルコ共和国・イズミル生まれ。1984年に、イズミルにあるドクズエイルル大学の美術学部で映画/テレビ専攻の学士号を取得。デビュー作である「Away From Home(英題)」(2000)が、シンガポール国際アジア映画祭で最優秀監督賞を受賞し一躍脚光を浴びる。二作目となる「Angel’s Fall(英題)」(2005)でも、ナント三大陸映画祭最優秀作品賞を受賞した。そして2007年に第六十回カンヌ映画祭監督週間にてワールドプレミア上映された三作目『卵』では、ファジル国際映画祭、バルディビア国際映画祭、バンコク国際映画祭等の監督賞を総なめにし、アンタルヤ・ゴールデンオレンジ映画祭など、国内の映画祭を含め三十もの賞を受賞。四作目となる『ミルク』では、2008年のヴェネツィア国際映画祭で金獅子を争ったとに世界中の映画祭で上映され、イスタンブール国際映画祭の国際批評家連盟賞などの国際的な賞を受賞する。そして『蜂蜜』では第六十回ベルリン国際映画祭金熊賞を受賞、アカデミー賞外国語映画賞トルコ代表にも選出され、現代のトルコ映画界を代表する監督となる。

(『蜂蜜』プレス参照)


▼ベルリン国際映画祭金熊賞受賞『蜂蜜』(10)


蜂蜜 (2010)
ミルク (2008)
卵 (2007)

■セミフ・カプランオールは『蜂蜜』のプレスのなかで、時間と人間について以下のように語っている。「私は、映画の原材料は時間だと思う。時間へのアプローチがその人を決める。私は、人の命はこの世の中だけに縛られていないと思っている。前世や来世がある。人の今を決めるものは、間違いなく過去や未来と関係している。私たちは、存在の問題に対する答えを、目に見えるこの物質世界の中に限定することはできない。私たちは自分の目を通して世界を見ているだけでなく、自分の夢を通して世界を見ている


 
 
 
 
 
 

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