自由奔放なカリスマ、ジェームス・ハントVS完璧主義の頭脳派、ニキ・ラウダ。走りも生き方も真逆の二人の宿命の対決は佳境を迎えていた。迫るハントを制し、ラウダのチャンピオンが確実視されたその時、全てが変わった。壮絶なクラッシュ。ラウダは、全身にひどい損傷とやけどを負い、命を取り留めたのが奇跡と言われる瀕死の重傷、再起はまず絶望的だった。事故を引き起こした一因は自分だ、との自責の念を払いのけるかのように、残りのレースに全霊をかけたハントがラウダに変わってチャンピオンの座に手をかけた時、ラウダは再びサーキットに戻ってきた。[プレスより]
レビューのテキストは準備中です。しばらくお待ちください。簡単に試写を観た感想を。プロダクション・ノートによれば、脚本を書いたモーガンがロン・ハワード監督に直接打診したとき、ハワードはF1の知識を持っていなかったといいます。確かに、この映画には、F1やモータースポーツに限定されない奥深さがあります。ふたりのレーサーの死闘が、時代や社会、そして人間そのものの変化を象徴しているところがあるといえばいいでしょうか。そこらへんをポイントにレビューを書きたいと思います。
あとダニー・ボイルの一連の作品、ドクマ95に関わったラース・フォン・トリアーやトマス・ヴィンターベアの作品で知られるアンソニー・ドッド・マントルが撮影を手がけているのもちょっと意外でした。ハワードとマントルの相性はよかったようで、ふたりはこの映画につづいて、『In the Heart of the Sea』(15)を撮影中とのこと。
『ラッシュ/プライドと友情』は、2014年2月7日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー。
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