アフリカ系カリブ人の子孫としてカナダのケベック州に生まれる。母親が音楽関係の仕事に携わっていたため、子供の頃からフォーク・アライアンスのフェスなどで生の音楽にも触れていた。バンジョーを習い始めたのは11歳のとき。2007年、12歳のときに、キャロライナ・チョコレート・ドロップスのドム・フレモンズとリアノン・ギデンズのパフォーマンスを見て感銘を受ける。13〜14歳の頃に、ノースカロライナで行われているワークショップ“Swannanoa Gathering”に参加し、昔ながらのコミュニティと音楽に魅了される。ルーツ・ミュージックに強い関心を持つ彼女は、その後、ウェストバージニアのデイヴィス・アンド・エルキンズ・カレッジのアパラチアン・プログラムでオールドタイム／トラディショナル・ミュージックに没頭した。クローハンマー・バンジョーの伝統を継承し、作曲、編曲、ヴォーカルでも才能を開花させた彼女は、伝統に現代的な感性を吹き込み、独自の世界を切り拓いている。

▼ カイア・ケイターのニューアルバム『ナイン・ピン／Nine Pin』、2016年5月リリース！