Balmorhea : Michael Muller - guitar, piano; Rob Lowe - guitar, piano, banjo; Aisha Burns - violin; Dylan Rieck
- cello; Travis Chapman - bass; Kendall Clark - drums
(Western Vinyl)
3作目の『All Is Wild, All Is Silent』では、テキサスの歴史を遡る。テキサスの入植の歴史は、Stephen F. Austin’s Old Three Hundredと呼ばれる集団から始まった。このアルバムのサウンドスケープは、この集団の一員で、ケンタッキー出身の鍛冶屋だったWilliam B. DeWeesが書いた『Letters From an Early Settler of Texas to a Friend』にインスパイアされている。かつてそこにあった原風景と結びついた音楽なのだ。
そして、この『Live at Sint-Elisabethkerk』は、ベルギーの教会で行われたBalmorheaのコンサートを収めたライブアルバム。『Constellation』からのナンバーを中心に、『All Is Wild, All Is Silent』から数曲を加えた構成。スタジオとは違うフレキシブルというよりはアグレッシブな演奏と、教会の建物が生み出すナチュラルなリバーブの効果が絶妙に絡み合い、引き込まれる。ちなみに新作の準備もだいぶ進んでいるらしい。