狩猟の文化―ドイツ語圏を中心として / 野島利彰


2010年/春風社
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(初出:)

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◆目次◆

    はじめに
   
第1部 過去の狩猟―狩猟史概観
   
第1章 王侯による狩猟 三つの例
01. オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフのシャモア猟
02. ザクセン選帝侯国アウグスト強王の水上猟
03. ヴェルテンベルク公爵カール・オイゲンの祝祭狩猟
第2章 禁制林と狩猟権
01. 自由な狩猟
02. 禁制林―自由狩猟の排除
03. 領邦君主による狩猟権の独占
04. 行事となった狩猟
05. 狩猟賦役
06. 狩猟賦役の起源
07. 狩猟に関する重罰
08. 聖職者に対する狩猟の禁止
09. 宮廷狩猟の形態
第3章 狩猟員
01. 狩猟員への道
02. 職人としての狩猟員
03. アカシカの痕跡
   
第2部 現在の狩猟
   
第1章 ドイツの狩猟制度
01. 狩猟の数字
02. 猟業
03. 狩猟学
04. 狩猟権
05. 狩猟行使権の内容
06. 狩猟動物の保護育成
07. 保護育成と自然保護
08. 保護育成カレンダー
第2章 狩猟の対象となる動物
01. 狩猟法と自然保護法
02. 家畜と野生動物
03. 動物は人間とともに神によって創られたもの
04. 狩猟動物目録
05. 特殊な分類
第3章 狩猟の方法 その一
01. 座り待ち猟
02. 探索猟
03. 呼び寄せ猟
04. 駆り出し猟と押し出し猟
05. 動物を用いた猟
06. ワナを用いた猟
第4章 狩猟の方法 その二
01. 狩猟動物の識別と狩猟計画書
02. 狩猟の武器
03. 安全の確保
04. 発砲に関する狩猟家倫理
05. 命中と手負い動物の追跡
06. 内臓の抜き取り
第5章 狩猟風習 その一
01. 枝印
02. 枝印以外
03. ホルンによる合図
04. 狩猟の掛け声
第6章 狩猟風習 その二
01. ドイツ的狩猟
02. 狩猟用語
03. 狩猟裁判会
04. 狩猟試験合格式
第7章 狩猟風習 その三
01. 刃物によるトドメ
02. 狩猟職人の取り分
03. 狩猟記念品
04. 追走猟とひづめ製飾り
05. 追走猟と猟犬の宴会
第8章 狩猟家と信仰
01. 狩猟家の迷信
02. 狩猟家の迷信深さ
03. 狩猟家のラテン語=ホラ話
04. 空想の狩猟動物ヴォルパーティンガー
05. 狩猟の守護聖人フベルトゥス
   
第3部 狩猟家と社会
   
第1章 狩猟と政治
01. 政治会議と狩猟
02. 接待狩猟
03. 旧東ドイツの政治家と狩猟
04. 旧西ドイツの政治家と狩猟
05. 狩猟と政治―フランスの場合
第2章 狩猟の廃止
01. 動物保護に関する法律
02. 狩猟と動物保護
03. 狩猟家による事件 その一
04. 狩猟家による事件 その二
05. 狩猟本能
第3章 動物事故
01. 実際の事故
02. 事故防止策―動物が渡る橋
03. 被害動物の射殺と捜索
第4章 狩猟免許の停止―狩猟家と犯罪
01. 信頼性の欠如と免許停止
02. 免許停止の実際例
03. 狩猟家としての道徳
第5章 密漁
01. 密漁の方法と件数
02. 密漁の発見と防止
03. 密漁の実例
   
  参考文献
  あとがき

◆著者プロフィール◆

野島利彰―のじま・としあき
1942年東京生まれ。1965年中央大学法学部卒業、1971年同大学大学院文学研究科ドイツ文学専攻科修士課程修了。現在、駒澤大学大学総合教育研究部教授。大学院時代に林学に関心を持ち、1984年ミュンヘン大学林業政策・林業史研究所でドイツ林業史を研究。滞在中、バイエルン州林野局のHans Schraud氏に狩猟について教えを受ける。1999年ウィーン農業大学狩猟研究所で宮廷狩猟を研究。


 

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