里地里山文化論・上―循環型社会の基層と形成 / 養父志乃夫


2009年/農山漁村文化協会
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(初出:)

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  ◆目次◆

    はじめに
第T章 里地里山とは何か
第1節 里地里山の概観
01. 「里地里山」とは
02. 里地里山の暮らし
03. 里地里山の生態系
第2節 里地里山と奥山の関係
第2章 「里地里山文化」形成史
第1節 リス氷期と最終氷期―生態系の基層形成―
01. 日本列島と大陸との関係
02. 植生、植物相の動態
03. 動物相の成立
第2節 縄文時代―里地里山の基層形成―
01. 地形と気候
02. ヒトの渡来と人口
03. 植生分布
04. ヒトの営みと植生
第3節 弥生時代―里地里山の発祥―
01. ヒトの渡来、弥生渡来人
02. 稲作の伝播と北上
03. 人類の生活と植生との関わり
04. ヒトの営みと動植物
第4節 里地里山文化の展開
01. 人口増と水田面積の拡大
02. 肥料と米の生産
03. 縄文時代kら続く焼畑
04. 里山から産出する燃料・刈敷
05. 木材採取の規制と育林技術
06. 里地里山における植生分布の変遷
07. 近世までの里地里山保全
第3章 里地里山文化の源流 東アジアの暮らしと生態系
第1節 長江支流漢江流域―野生のトキが生息する陜西省洋県の暮らしと生態系
第2節 長江中下流域―日本と酷似する湖北省武漢市郊外の農村の暮らしと生態系
第3節 渡来人が出港した青島―山東省膠南市郊外の農村の暮らしと生態系
第4節 旧満州・遼東半島―近代化する遼寧省大連市郊外の農村の暮らしと生態系
第5節 韓国最南端、対岸は日本列島―麗水市郊外の農村の暮らしと生態系
第4章 日本列島の暮らしと自然を支えた里地里山文化
第1節 里地里山文化の伝来と発展
第2節 里地里山文化の現代的展開に向けて
  引用・参考文献
  索引

◆著者プロフィール◆

養父志乃夫――やぶ・しのぶ
1957年大阪市生まれ。1986年大阪府立大学大学院博士課程修了。農学博士。東京農業大学助手、鹿児島大学農学部助教授を経て、現在、和歌山大学システム工学部環境システム学科、大学院システム工学研究科博士課程教授(自然生態環境工学)


 

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