ナンシー・ヒューストン
1953年、カナダのアルバータ州カルガリーに生まれる。英語を母語としてカナダやアメリカ合衆国で教育を受け、二十歳のときにパリに留学、ロラン・バルトに師事する。以後フランスに住み、フランス語と英語の双方で活発な執筆活動を続けている。1981年に長編『ゴルトベルク変奏曲』でデビューして以来これまで十一の小説を発表、それ以外にも数多くのエッセイ・評論、子供向けの作品等を書いている。そのうち、『愛と創造の日記』(晶文社、1997年)、『天使の記憶』(新潮社、2000年)、『時のかさなり』(新潮社、2008年)の三作が邦訳され、2008年秋には来日講演をおこなった。
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