1962年、ニューヨーク出身。ショート・フィルム・メイカーとして数々の賞を受賞してきた新鋭の映画監督である。本作『夢の旅路』は彼にとってスクリーン・デビュー作品であるが、独自の映像美と人物・情景描写には、長編映画初作品とは思えない奥行きの深さと監督が滲み出ている。
ニューヨーク大学卒業後、サンダンス・フィルム・インスティチュート在学中に作った“The Lost Treasure of Captain Cornelius ‘Deadeye’ Tuckett”でアカデミー賞の学生部門であるモービル・アワード第1位を受賞。その後も短編映画を製作しては数々の賞に輝いた。ロサンゼルス・タイムズでは、「この非凡な才能に溢れた若き監督は、すでに独自の映像美と文学的感性を表現できる数少ない人物である」と絶賛している。彼は、製作の拠点をニューヨーク、ヨーロッパなどに置いて、ボーダーレスな活動を行なっている。
(『夢の旅路』プレス参照)
▼現在のところの最新作は、ジョン・タトゥーロ主演の『Somewhere Tonight(原題)』(11)。